現場発のISO9001コンサル実況【第12回 是正処置】

当ブログでは、私、渡邉和彦が担当させていただいているお客様の「実際の仕組み構築」に合わせ、臨場感のある“コンサルティング実況”“仕組み構築情報”を公開しています。

このお客様のしくみ作りの実況も最後となりました。今回は、是正処置です。

冒頭、お客様へはこんなことを申し上げました。
  ”是正処置で大事なことは、選択と集中です。”
  ”「広く浅く是正する」は一番やってはいけない最悪のことです。”
  ”だから、管理者は、「何でもかんでも是正しろ」「是正が目的」のような考えは
   絶対に持たないでください”

従って、是正処置のしくみを作る際にも、一番よく説明させて頂いたのが、
「どこでどんなことが起きた時に是正するのか」を具体的にハッキリと決めましょう
ということです。

例えば、今回は、
  ・工程内検査での再発不良
  ・出荷検査での全ての不良
などなどと決めました。

逆に言うと、工程内検査で発見された初めての不良は原因究明も処置もしないということです。

一見、悪いことのように見えるか もしれません。
でも、このお客様は、現状、工程内不良の是正に手が回らず、前述の「広く浅く。上辺だけの是正処置。」になっているのです。
マンパワーと技術力と資金は無限ではありません。できないものはできないのです。そのため、全ての問題に、「広く浅く」が蔓延していました。

“現実的にできないものはやらない。できるもの、やらなくてはならないものに集中し、厳しくやる。”

このような意図が現れるようなしくみにさせて頂きました。