現場発のISO9001コンサル実況【第8回 工程管理】

当ブログでは、私、渡邉和彦が担当させていただいているお客様の「実際の仕組み構築」に合わせ、臨場感のある“コンサルティング実況”“仕組み構築情報”を公開しています。

前回の「7.4購買」から、「7.5製品実現」へと進捗しています。
今回は、工程管理についての実況をします。

一口に「工程管理」といっても、様々な考え方がありますが、今回のお客様の状況などを把握した上で、次のような考え方で工程管理を行いましょうとお話ししました。

 ・製品を作った結果の確認は「検査」でやりましょう。(もちろん、必要であれば。)
 ・「検査」で結果的に合格したから良いというのは、非常に低いレベルの管理です。
 ・「こういう順序で」「こういう基準で」「こういう方法で」「こういう設備で」…作った
  から、品質が保証できる。
  もっと生々しく言うと、「管理者が枕を高くして眠れるような工程」にすることです。

今回のお客様では「加工工程表」というもので具体的な提案をしました。
その中で、特に注力して明確にしたことは、次の2点です。

 ・作業者は何をするのか。
 ・作業者は何をしてはいけないのか。

簡単なことですが、多くの会社で疎かになっていることが多いのです。

例えば、部品の機械加工後、寸法検査をしたら公差が「+0.002」外れたとします。
その時、”自分の判断で再加工してよいのか。いけないのか。”のことです。
よく、作業手順を決めることが一番大事と誤解されますが、作業手順は文書化などしなくとも、問題なく実施できることがほとんどです。
それよりも大事な標準化は、「判断の標準化」にあります。
それらをよく理解していただき、「加工工程表」なるものに具現化することができました。

次回は、識別とトレーサビリティーについて実況します。

★追伸
先日、親友と数年ぶりに会いました。福島市に仕事に来たので昼食でもと突然の電話でした。
聞いたら、私のブログを常にチェックしていて、電話を思い立ったとのことでした。
その親友とは仕事上の関連性はありませんが、こうやってブログを公開するということの重みと責任を痛感した次第です。