現場発のISO9001コンサル実況【第5回 力量・教育訓練】

当ブログでは、私、渡邉和彦が担当させていただいているお客様の「実際の仕組み構築」に合わせ、臨場感のある“コンサルティング実況”“仕組み構築情報”を公開しています。

お客様のマニュアル作りも中盤を迎え、お客様も”ISOへの慣れ”が出てきたのでしょうか、開始当初より活発な意見、議論が行われています。
今回は、6章から「力量、教育訓練及び認識」のしくみ作りについて触れさせて頂きます。

「”教育訓練を行う”という切り口から入らないでください。教育訓練を行うかどうかなど、まだ誰もわかりません。」
私が最初にお客様へ強くお願いした言葉です。
ここでの重要なことは次に示す「順番」が大事です。(規格の要求している順番です。)

 ・QMSに必要な仕事は?
 ・その仕事を確実に行うために必要な力量(能力、経験など)は?
 ・その力量を持っている人がその仕事をやっている?
 ・力量を持っていない人がやっている、或いはやる可能性がある場合は、力量を持たせる。
 ・力量を持たせる方法の一つとして「教育訓練」を選択しても良い。

ルールを決める場合は、この順番で自社の考えを盛込み、ルールを決めることが重要です。
今回のお客様も、特にここに議論の時間を割いて頂きました。(ここがとても重要だからです。)
結果、”教育訓練に対する当初のイメージと全然違っていた。”との感想がありました。

「教育訓練を行うことが目的」「たくさん教育訓練を行う」・・・このような意識から入ると”最悪”です。
「大事な仕事は、その道のプロしかやらせない」・・・ここから入るのです。

次回は、仕事の幹の部分である、7章に入ります。