神奈川精機株式会社様

ホームページ:http://www.kanasei.co.jp/

福島県本宮市白岩字埋内178-5(白岩工業団地)に所在する、神奈川精機株式会社福島工場を訪問しました。
昭 和45年1月に創立し、資本金3000万円、従業員61名の、エンジニアリング・プラスチックの射出成形加工メーカー様です。高精度・高品質の輸送・自動 車関連部品に関する生産工場です。

本日は、代表取締役吉田幸宏様、業務部次長の木村幸男様に、インタビューを受けていただきました。

 

●2010年4月から2011年2月までISO9001のコンサルを受けて、2011年4月に認証取得をされました。続いて2012年7月から10月まで4回の東北環境技術のコンサル後、2013年2月にISO14001の認証取得をされたと伺っています。2つの認証取得については、代表取締役の決断だったのでしょうか?
○吉田社長
 顧客から、品質マネジメントシステム(QMS)を取得するよう要望があり取得しました。次の環境マネジメントシステム(EMS)については、エコアクション21も得意先の要望で2007年7月に認証取得をしていましたが、ISO14001は、自主的に取得する決断をしました。

後述しますが、入り口を入ると
今日の神奈川精機発電所の発電量が
一目でわかるようになっています。

●大手企業様と取引が多いため品質の管理システムはある程度整っていたのでスムーズにISO9001の仕組みを構築できたのではという渡辺コンサルの感想を聞いています。この点について、木村次長の感想はいかがでしょうか?
○木村次長
 ISO9001認証取得に必要な帳票類、品質管理マニュアルなどは、顧客の要請や指導もあり以前から揃っていましたので、予想していたよりもスムーズに構築ができたと思います。しかし、ISO14001認証取得については、渡辺コンサルの基礎データ提供と最低限のコンサル4回を基に、今までのエコアクション21で培ったノウハウを抱合せて構築しましたが、特に「著しい環境側面」と「法的及びその他の要求事項」の特定するプロセスにたいへん苦労しました。ISO9001との統合を並行して行ったので、今後はこれまでの苦労が十分報われると思います。

●全面的なコンサルのバックアップなしですと、コンサル料もかなり安価になったのではないでしょうか(笑)?しかし、その分、管理責任者・事務局に時間と労力の負担がかかったというのは、十分理解できます。
○木村次長
 相当コンサル料が安くなったと思います(笑)。しかし、社内で構築を進めるうえで、言葉の定義や意味が分からないことが多々あり、何度も同じことを聞き返して渡辺コンサルを困らせていたと思います(笑)。恥ずかしながら未だ理解しかねる要求事項もあり、管責としてのこれからの課題だと思っています。(こちらからの訪問での相談料は無料ということでしたので)何度か東北環境技術様を訪問し教えてもらいました。先日も訪問して、いかに身近な活動として後継者を教育していくかについいて、無料で相談に乗ってもらいました。
 コンサル前の打合せ時には、3年かけて(3度の審査を経て)しっかりと自分たちに根付いたシステムにしたいとお話ししましたが、その頃にはISO14001自体も改正されるようで、再度、東北環境技術様の力をお借りすることになると思います。

●認証審査でも審査員からISO9001については良く出来ていると、高評価だったとお聞きしているのですが、評価についての感想はいかがでしょうか?
○吉田社長
 当社の取引先が大手企業であることや、自動車関連部門企業であることから、従来から品質要求基準が厳しいのです。そのことが、当社のISO9001構築に良い影響を与えたのだと考えています。

●ところで、社会全体への貢献についてお聞きします。貴社の地域への貢献実態などをお聞かせください。
○木村次長
 社会貢献度というと、福島工場での年2回の献血推進活動が挙げられると思います。また、周囲地域の清掃活動実践や地域の交通安全運動参加なども挙げることができます。

●EMS関連質問ですが、地球環境にやさしい取り組みを社内で実践されているでしょうか?

○吉田社長
 省エネ、省資源に取り組んでいます。まず、工場内の照明を、昨年LEDへすべて切り替えました。省エネも大事ですが、照明設備を変えたことは工場内で働く人にとって以前より明るくなったと好評です。

屋上の太陽光発電設備を
見学させていただきました。

○吉田社長
 また、昨年12月、工場の屋上に100kWの太陽光発電設備を設置し、福島県内で最初の固定価格買い取り制度の認定を受けた事業所となりました。
 春の陽気もあり毎日元気に発電しています。電力の安定供給で福島県の復興に少しでも役立てることができればと思っています。

●環境にやさしい企業は、働く人にも優しい企業ということですね。さて渡辺コンサルの印象なりコンサルを受けた感想などお聞かせくださいますか?
○吉田社長
 ISO講習を何度も手掛けているので、こちらからの質問や疑問にも即答され、弊社側の立場でコンサルしていただいたことが印象的でした。落ち着いた話し方も印象に残っています。

●本日は、お忙しい中インタビューを受けていただき有難うございました。

【編集後記】
  木村次長の、ISO管理者としての発言が強く印象に残っています。企業内パイオニアとしてISO認証を取得したが、その仕組み構築をいかに後輩や若い方へ 伝承していくのか、企業へISOの理念を根付かせるためにはどのように対策を講じたらよいのか悩んでらっしゃったようです。情報の共有化がいかに大事かな ど、情熱的に話されていました。全員のレベルをより一層引き上げるためにはどう対処したら良いのか、木村次長の情熱で解決できることを期待しております。 全社員が「環境にやさしい企業」であることに誇りをお持ちになっているのではないかと推察しました。神奈川精機株式会社様の、ISO9001、 ISO14001が今後ますます進化することは間違いないようです。

インタビュアー:有限会社インターナショナル・コミュニケーションズ 代表 菅野孝雄
2013年4月